ホームページリニューアル内製のメリットと外注のメリット
初版公開日:2019/4/14
最終更新日:2019/5/09
事前にやっておきたいことの段階でもそれなりの対応力を要しはしますが、特別なスキルは必要ありませんでした。
ところがホームページを作成するには様々なスキルが必要になり、すべて自分だけで対応しようとしたら途方もない時間がかかります。
そうなると選択肢は二つ、社内のチームで作るかアウトソースするかになるでしょう。
社内に制作知識のある人間がいる場合は、社内で作れないかを考えてからアウトソースを検討し、いない場合は最初からアウトソースを検討するという順番になると思いますが、人を採用するという選択肢も含めて考えてみましょう。
社内で対応できる人間がまったくいなければちょっとした修正など、運用のたびに外部へ発注しなければならないという問題が後々でてきます。
社内に制作知識のある人間がいるから内製し、いないからアウトソースすると安易に決めるのではなく、長い目で見た場合での判断も必要になってきます。
アウトソース以外の選択肢
多くの人がアウトソースよりも社内で管理できるならしたいと思っているものと思います。
会社的に見れば一時的にお金が出て行くアウトソースよりも、人材確保の方が遥かにお金がかかると思いますが、それでも目の前で支払われ消費される予算の方が気になるものでしょう。
今すぐ優秀な人材を採用し、来週から出社してもらうというのは不可能に近く、どう考えても内製化の道は閉ざされたようにも思えますが、まだ手段はあります。
具体的には派遣人材を雇ったり、常駐可能なフリーランスにお願いしたり、制作も含めた内製化支援のコンサルを受けたりという選択肢が残っています。
いつか内製化するための人材を採用することが前提で、それまでの繋ぎの役割を担って貰いつつ、引き継ぎ用の資料の作成なども併せてお願いするというのも手段の一つでしょう。
内製化のメリット・デメリット
内製化のメリットは圧倒的なフットワークの軽さにあります。
アウトソースですと何かを修正したいという場合、見積もりをして貰って承認があってからの作業となりますが、内製であれば依頼と実行のみで済みます。
また、有識者が社内にいる訳ですから、ちょっとした疑問などについても解決して貰えるというメリットもありますし、いつでも相談が可能です。
あなたがなんとなくイメージする「社内に居てくれたらなぁ」というメリットがそのまま当てはまると思います。
このように一見いいとこだらけのように見える内製化でも、賃金の問題、優先順位の問題、外部の意見を取り入れるタイミングが少なくなる問題など、デメリットはあります。
アウトソースのメリット・デメリット
社内に制作できるメンバーがいないから選択肢がなくアウトソースしかできないという場合だけではなく、あえてアウトソースを選ぶ場合というのもあります。
アウトソースの一番のメリットは多様な知識やスキルを使用できることと、一時的に多量の人的工数を確保できることにあります。
例えば社内担当者一人でやったら三ヶ月かかってしまうような工程も、外部で分担して三人でやれば短くすることが可能だったり、様々なスキルを持った人が必要な工程だけを対応することができたりと、内製化するとしたら何人も雇わないといけないところをカバーできたりします。
デメリットとしてはその分だけ予算が必要になってしまうことや、コミュニケーションにタイムラグが発生したり意思の疎通が難かしかったりすることでしょうか。
アウトソース先の選定が難しいというのもデメリットかもしれません。
内製化を目指すかパートナーに頼り続けるか
内製かアウトソースのどちらかを選んだらずっとどちらかにしなければならないということではありませんが、ホームページリニューアルのタイミングは内製化を考えるひとつのタイミングではあると思います。
制作作業はもちろんのことですが、運用のことを忘れてはいけません。
リニューアル公開はゴールではなくスタートです。公開後にも様々なチューニングの作業があります。
サイト運用も含めまとめて請け負ってくれる会社もありますが、運用費は別途予算が必要になるでしょう。
運用予算も考えられていればよいですが、どれくらいの量でどれくらいの期間続くかわからない運用はなかなか予算組みも難しいと思います。
そう考えるとリニューアル対応自体はアウトソースでも、運用に入ったら内部で対応できるような体制を組めるとスマートではないでしょうか。
アウトソースを有効活用するために
コラムで詳細に書きたいとは思いますが、外部発注してお金を出したからといって全てが上手く行く訳ではありません。
リニューアルを滞りなく進めるには発注側の協力が不可欠です。
相手は確かにその分野ではプロフェッショナルですが、発注側の意向を汲み取りながら制作を進行する性質上、どうしても発注側にもやらなければならないタスクや、提示が必要な情報、意思決定が必要な項目などが存在します。
そのため、出されたスケジュール表には必ず発注側がやるべき項目も書かれているはずです。
やるべきことがスケジュールと共に存在するのは受注側も発注側も同じで、両社ともプロジェクトメンバーということになります。
同じプロジェクトメンバーであるということは受発注の関係はあれど、同じ目的に向かう仲間ということです。
なかなか難しいことかもしれませんが、社内にいる仲間と同じように敬意を持って対応できるようになるとよいでしょう。
これはどちらかだけが心掛けているだけではうまく行かず、両者が互いにそういった姿勢でいることと、それを忘れないようにする仕組みが大事です。
発注側が常に殿様のようにふんぞり返っていたり、受注側が常にへりくだったりしないように、仕組みで制御ができるとよいと思います。
逆に発注側が常に恐縮するのもよろしくありません。常に意見を交わせるような対等な関係でいるのがよいでしょう。
まとめ
内製化したいと思いつつアウトソースをする場合も、アウトソース以外の選択肢がない場合もアウトソースを有効活用できるように善処すべきなのは同じです。
ホームページリニューアルラボではアウトソース先の選定支援や内製化支援を承っています。是非お問い合わせください。