コラム

ホームページのリニューアルに最適な間隔やタイミングとは?

初版公開日:2019/5/18

最終更新日:2019/5/19

こんにちは。ホームページリニューアルカウンセラーの竹内です。

これまでWEB制作会社と事業会社にて制作側と発注側の両方の経験を合計12年以上してきました。

お客様から相談をうける際によくいただく質問に「リニューアルってどれくらいの間隔でするのもなのか」「いつ頃リニューアルするのがいいのか」というものがあります。

このコラムではそんな疑問について答えてみたいと思います。

リニューアルしたいと思った時がすべき時

これは賢明かつ合理的な判断ではありませんが、上のような質問を受けた時はこのように返答していることが多いです。

後で語りますが、リニューアルをした方がいいタイミングやチェックポイントはたくさんあります。

しかしその項目の一つ一つは動機や目的の一つになるだけで、最終的な決断とは別のところにあります。

リニューアルしたいと思った理由がなんであれ、したいと思った気持ちが強ければ(もちろん予算の問題はありますが)それが一番強い動機となり、その結果、充分な満足感を得られるでしょう。

効果が出るリニューアルだけがすべてじゃない

ホームページリニューアルの成功の定義は一般的には定義した目標を叶えることだと思います。

しかしながら、デザインを刷新する目的だけのリニューアルがあってもいいと私たちは思います。

社長の気分が上がったり、働いている社員が誇れるようなWEBサイトにするという目的も立派な目的です。

古くなってしまった資産を新しくしたいという目的を一番に掲げるのは悪いことではないと思います。

デザインはどれくらいで古くなるのか?

制作者の立場からすればデザインは作ったその瞬間から古くなり始めます。

デザインにもよりますが、流行を取り入れたデザインであれば1年もしないうちに古さを感じるようになってしまうでしょう。

一般的には3年も経てばとても古く見えるでしょう。

リニューアルの間隔は3年くらい?

デザインが3年で古くなるのならリニューアルの間隔は3年くらいで行うのが妥当なのでしょうか。

これには正しい答えは存在しないでしょう。

当たり前のことですが、リニューアルはやる理由があればやる方がいいですし、やる理由がなければやる必要はありません。

3年間隔で「デザインが古く感じる」というリニューアルしたい動機が一つ増えるだけです。

その動機が決断の後押しをすることが多いため、それくらいの間隔で行われることが多いということなのです。

ホームページをリニューアルすべきかの最大のポイント

リニューアルをすべきかの一番大きな判断ポイントは、そのホームページがその目的を叶えているかどうかになります。

既存のホームページがその目的を叶えているのだとすれば、デザインが古くても、内容に不満があってもリニューアルをする必要性は減ります。

そもそも目的自体を設定していない場合はそこから見直す必要があります。

そして目的を叶えていなかったり、追加で別の目的を持たせたい場合はリニューアルをすべきという判断になるでしょう。

リニューアルを検討する前に流入導線を確認する

ホームページの目的が叶っていなければ絶対にリニューアルすべきかと言われればそうでもありません。

まずは目的が叶っていない理由を突き止める必要があります。

目的の種類にもよりますが、目的が叶わない一番大きな理由は訪問者数が足りていないというところにあるでしょう。

では、ホームページをリニューアルすれば訪問者数が増えるのかと言えばそうではありません。

SEO対策などを施すことによって訪問者数の多少の増加は見込めますが、そもそも検索からの訪問者が多いのか、その訪問者が成約しているのかは別の話になります。

どれだけ質の高いサイトを作ったとしても見て貰えなければ目的を叶えるのは難しいでしょう。

リニューアルをするかどうかを検討すると同時に、サイトへの流入導線は正しく引かれているかどうか、サイトを閲覧してくれるであろう見込み客(潜在顧客)は本当にいるのかどうかも併せて検討するようにしましょう。

本当のおすすめは運用すること

既存のサイトが運用に適した形になっていることが前提となりますが、500万円をかけて一括リニューアルをするよりも、効果検証をしながら毎月30万円の運用改修を1年間続け、残りの予算を集客広告にあてるのがおすすめです。

気の長い話に聞こえるかもしれませんが、大規模なフルリニューアルは最低でも6ヶ月はかかります。

それに比べ、毎月の改善作業であれば翌月から成果が出ますし、悪ければ軌道修正も可能です。

大きくリニューアルしたら必ずしも大きな利益が生まれる訳ではありません。

逆に失敗する可能性もゼロではありません。

小さな改修を積み重ねて着実に良いものへと変更して行くのが良策と言えるでしょう。

ただし、前提に書いた通り、運用に適したサイトの作りになっていないと1改修毎に余計な工数がかかるので割高になってしまう可能性があるため、最初に最低限の整備を行う必要はあるでしょう。

まとめ

ホームページをリニューアルすべきと提案するためのチェックポイントはたくさんありますが、どれも現象に過ぎません。

どれだけ拙いサイトに思えてもその目的を叶えているのならばリニューアルをするのはリスクでしかありません。

古臭いけれど目的を叶えているホームページと、新しくて格好いいけれど目的は叶っていないホームページだったらどちらが欲しいでしょうか。

ホームページに何を求めるのかを真剣に考えれば自ずとリニューアルすべきかどうかは見えてくるでしょう。

もしもホームページのリニューアルをすべきかどうかお悩みでしたら、是非、ホームページリニューアルカウンセリングをご利用ください。

多くの知見を元に客観的な目でアドバイスさせていただきます。