ホームページリニューアルを安心して任せられる制作会社の条件とは?
初版公開日:2019/4/29
最終更新日:2019/4/29
こんにちは。
WEB制作会社と事業会社にて制作側と発注側の両方の経験を合計12年以上、WEB担当(ディレクター・エンジニア・SEOコンサル)として中小企業から大手企業まで幅広いクライアントのWEBにおける課題解決をお手伝いしてきました竹内と申します。
制作会社に勤めていた頃は、いかに自社が優れた会社かをアピールしていましたが、事業会社に転職して発注側になってみると、どれだけ何も伝わらないかがわかりました。
ホームページリニューアルラボは発注者向けサイトなので、どうしたら発注者に制作会社の魅力が伝わるかは書きません。
発注者から見てドングリの背比べ状態の制作会社の何を比較してどう選べばいいかを書きたいと思います。
制作会社を選ぶ8個のポイント
ここさえ外さなければ大丈夫という便利なポイントはありませんが、選ぶ際にチェックすべきポイントはいくつかありますのでまとめてみました。
制作会社の成り立ち、本業を知る
制作会社を探している時に見つかるのはWEB制作専門の会社だけではありません。
- グラフィック・印刷系
- 動画・映像系
- システム開発系
- アプリ開発系
- SEO・広告・マーケティング系
- コンサルティング・営業系
- フリーランス・個人系
- WEB制作専門
概ね、このような業種の会社がホームページの制作を請け負うことがあります。
ホームページリニューアルの目的や自社との相性がよさそうな会社であるかを見極めるのもポイントの一つです。
得意領域・分野を知る
だいたい会社の成り立ちとイコールであることが多いですが、その会社が何を得意としているかもポイントになります。
- デザインが得意
- 映像的表現が得意
- システム開発が得意
- SEOが得意
- プロモーションが得意
- コンサルティングが得意
- コミュニケーションが得意
- 運用が得意
- すべてをバランスよく対応できる
特化している方が良いということではありませんが、ホームページリニューアルの目的が適合する場合はその方面に強みを持つ会社を選んでみるのもよいでしょう。
会社の規模、社員数、継続年数を知る
WEB制作業には特別な資格が必要なく、誰でも開業届を出せば直ぐに参入可能なため、本当に数が多く、数人で運営しているような小さな会社から数百人規模の大きな会社まで様々です。
会社の大小や継続年数は決定的なポイントにはなりませんが、大きく長く継続している会社はそれだけ倒産や途中離脱のリスクは少ないと言え、信用ポイントは高いでしょう。
制作の過程で会社が倒産してプロジェクトが頓挫してしまうというのも無くはありません。
新しい会社で人数が少ない会社が悪い訳ではありませんが、多数の案件を並行するようなギリギリの会社は対応が荒くなったり、担当者が体調不良などを起こした際のフォローにどうしても不安が残ります。
その辺りのリスクをどう見るかもポイントです。
制作体制を確認する
ホームページリニューアルラボのサイトは私が一人で作っています。
このようにサイトの制作はやろうと思えば一人のスキルで完結できますが、ゼネラリスト一人の属人的な体制は危うくもあります。
その一人に何かがあった時はもちろんのこと、複数人の意見が欲しい場面などでは力が及びません。
フォロー体制もそうですが、複数人のチームで対応してくれているという精神的な安心感も重要だと思います。
制作パートナー自身のサイトが充実しているか
多くの人がWEBからの集客を願っているものと思います。
それはあなたが見つけた制作会社も同じことです。
ホームページできっちり集客できている会社と、ホームページでの集客はサッパリな会社のどちらに依頼するのが良いかは明白でしょう。
ただし少し気をつけたいのが、ホームページでの集客なんてしなくても口コミや紹介だけで充分という高い実力を持った会社もあるということです。
制作実績を確認する
制作実績は多くのことを語ります。
どんなデザインのサイトを作るのかを見るだけでは勿体ないです。
- どんなデザインが得意か
- どんな技術を使えるか
- どんな機能を盛り込めるのか
- どれくらいの規模のサイトを作れるのか
- どれくらいの規模の会社のパートナーになることが多いのか
- どんな業界に特化しているのか
- 新しい実績は常に公開しているか(進化しているか・トレンドを掴んでいるか)
などなど、実績には色々な情報が詰まっています。
他の情報ノイズを取り除いて、実績だけで制作会社を選ぶという場合もあるくらい重要なポイントになります。
企画内容(提案書・見積書)を確認する
プロポーザル(企画提案)の内容の善し悪しは別記事で詳しく書きたいと思いますが、提案書や見積書はあなたの会社用にカスタマイズされた一番最初のアウトプットになります。
内容もさることながら提出形式やスピード、詳細度、提出時の説明や補足など、どれだけあなたのことを考えてくれているかも評価のポイントです。
例えばですが、通常、初期見積の段階では要件がブレる可能性があるので金額は概算となり幅が出るものです。
それを説明せずにとにかく安い見積りを出してくるような会社は要注意です。
提案書の内容も、核となる提案が使いまわしだったりしないか、目的ときちんとリンクしているかなどを確認し、プロポーザルのレベルを計りましょう。
営業担当者・進行担当者の質
「結局最後はこれに尽きます」とは書きませんが、かなり重要な指標です。
- 訪問して(もしくはビデオチャットなどで)対面での打合せをしてくれるか?
- 自分のレベルに合わせた言葉選びをしてくれるか
- メール・電話の返答が早いか
- 担当者自身に知見・実績があるか?
その人が信頼に足る人物かを計る指標は様々で、直感で選んでは駄目ということもありません。
違和感を覚えた人とプロジェクトを共にするのは大きなリスクです。
もちろん自分の直観ばかりを信じ過ぎるのもよくはありませんが、人には相性というものもありますのでそれを大事にするのも時には必要でしょう。
また、会社によって違いますが、営業担当とプロジェクトの進行担当が異なる場合があります。
営業担当者の感じがとてもよくて選んだのに、制作に入ったら知らない人が出てきたなんてことはよくあります。
必ず制作体制も確認し、あなたと実際にやり取りをするのが誰でどんな人なのかを確認するのも重要です。
まともなコミュニケーションがとれ、柔軟な対応が可能な会社が最適
どれだけ慎重に制作会社を選んでも、すべてが完璧に進むということは多くありません。
制作会社自体も企業ですのでプロジェクト途中で会社の方針が変わることもあれば、担当者がなんらかの理由で外れてしまうような不運もあるかもしれません。
また、途中で目的が変化したり要件が増減することもあります。
そんな時にきちんと話を聞いてくれ、柔軟に対応してくれる会社の方が頼りになるでしょう。
まとめ
ここで紹介したポイントは一般的な例に過ぎません。
冒頭にも書きましたがここさえ外さなければ大丈夫というポイントはありませんので、色々な評価項目を見比べ、時には直感やプロジェクトメンバーの意見を取り入れながら、後悔のない選択をしてもらえればと思います。
制作パートナー選びに困ったら是非ホームページリニューアルカウンセリングをご利用ください。
客観的視点から、お客様に合いそうな制作会社はどこかをアドバイスさせて頂きます。